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食道がん治療に関する臨床研究参加概要ビデオを公開しました。

▼本日2024年8月9日、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院と順天堂大学、メタジェンセラピューティクス株式会社は、2024年8月より「胃がん・食道がん患者に対する免疫チェックポイント阻害薬と腸内細菌叢移植併用療法」に関する臨床試験を開始すると発表しました。https://www.juntendo.ac.jp/news/19617.html


▼本試験は、日本初の消化器がん患者さんを対象とした「腸内細菌叢移植」の臨床試験で、食道がんおよび胃がんで免疫チェックポイント阻害薬による治療効果が得られない患者さんでの新たな治療選択肢とできるか検討するものです。


▼食がんリングスでは、この臨床試験の研究責任者、研究機関の皆様と協力し、研究概要、試験参加概要などをご説明いただく動画を作成し、発表に合わせて本日公開いたしました。


★ビデオはこちらから>>


▼(説明文より抜粋)

この臨床研究の目的は、近年、腸内細菌が免疫チェックポイント阻害薬の効果と関係があるという報告がでており、研究が進んでいます。がん患者さんと健常人では腸内細菌の種類が異なることがわかっており、腸内細菌を健康な方に近づけることで免疫チェックポイント阻害薬の効果を高めることができるのではないかと考えられています。


感染症や、炎症性腸疾患では、健常人の便を患者さんの腸に入れて、腸内細菌を正常に近づけることで治療を行う、便移植という方法がすでに行われています。


また、メラノーマや他のがん種での研究結果も報告されています。食道がん・胃がんでの報告はまだありませんが、この研究では食道がん・胃がんの患者さんに便移植を行うことで免疫チェックポイント阻害薬の効果を高めることができるのか、有効性と安全性のデータを集めることを目的としています。


▼この情報が必要な方に届くことを願っています。


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・研究者

国立がん研究センター中央病院 消化管内科

加藤健(研究責任者)、庄司広和(研究事務局)、沖田南都子、善浪佑理


順天堂大学医学部内科学教室・消化器内科学講座 准教授

石川大


・共同研究機関

メタジェンセラピューティクス株式会社

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