本日は、ステーションコンファレンス東京という場所で開催された「Liver together 〜みんなで考える肝臓がん、「自分らしく」生きるコツとは?〜」という市民公開講座に行ってきました。(主催: アストラゼネカ株式会社、開催協力: 認定NPO法人キャンサーネットジャパン)
ハイブリッド形式で開催されたイベントですが現地会場に伺ってきました。
▼今回参加した理由は3つありまして、
1)肝臓がん患者さんの体験談を聞いてみたかった事。
2)プログラムの内容が「コミュニケーション」をテーマにしていた事。
3)プログラムのパッケージに興味があった事。
です。
▼1つ目は、人間ドックの検査数値としては今のところ出ていませんが、私は2012年3月まではガンガンに酒を呑んでいましたので、予備軍として結構疑っておりますため(汗)、経験者のお話を聞きにいきました。
▼2つ目は、食道がんの罹患者は8割強が男性で圧倒的に男性が多いがん種ですが、弊団体の患者交流会にいらっしゃるのは逆に6〜7割程度が女性、リアルイベントやボランティアにご参加いただくのは9割が女性という場合もあるくらい女性の参加が圧倒的に多い傾向があります。
これは、罹患割合が少ないためこういった会での女性同士の情報交換や交流に期待をされている事と、女性の積極性やコミュニケーション、親和性の高さの表れなのかと感じる反面、男性は出不精なのか、妙なプライドなのか、口下手なのか、診察室でも奥さんと一緒にいかないと何も聞かずに帰ってきたりと、そんな傾向が強いのではないかとも感じています。
肝臓がんの罹患者割合も男性が非常に多いがん種と伺っていたので、コミュニケーションというテーマに興味を持ち聞いてきました。
▼3つ目は、90分という時間の中で、「医療従事者による講演」+「経験者による体験談」+「パネリストと登壇された肝臓がん経験者とのトークセッション」というパッケージの進行に非常に興味がありました。
先日の日本食道学会学術集会に参加して強く思いましたのが、発表された何十という演題のうち、一般向けに講演可能な内容の発表を食道がん患者、家族の皆さんにも聞く機会、参加する機会を毎年の食道がん啓発月間の4月に開催している大掛かりな啓発イベント以外に開催できないものかという事でした。
その上で3つ目に関しまして、患者参加型の90分のパッケージに非常に興味を持って参加してまいりました。
▼参加して感じたのは、90分のパッケージであれば特に休憩も挟まず、テンポも良く、慣れてるCNJさんの運営というのが大きいですが、非常に集中して参加出来るので参考になりました。
司会は、ご自身は大腸がんのご経験者である元フジテレビアナウンサーで現フリーアナウンサーで開催協力の認定NPO法人キャンサーネットジャパンさんの理事でもある中井美穂さんがされていましたが、さすがプロですね。
このイベントは大手製薬会社さんが主催されていますので会場のシュチュエーションも素晴らしいですが、我々のような患者団体の主催では、言うは易く行うは難しで可能な事も限られてきます。
団体として出来る施策を考えていきたいと思います。
(髙木)
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